お疲れ様です。
久しぶりに個別銘柄に関する記事です。
注目銘柄の記事出した時が一番アクセスがあるんですよね。なんでですかね…。
最近は以前のように個別株に関する記事が減ってしまったので、つまらん!って人もいるかもしれませんね。
減ってしまった言い訳は今年になってプログラミングばかりやっており、ポジがあまりとれなかったというのもありますが、個別株の記事を書いても、すぐ古くなってしまうからというのもあります。相場は水物ですから半年前に買い注目してた記事を後から見てもあまり価値がないですよね。
投資コラムについては、投資全般の知識として、今後に生きてくると思いますし、陳腐化しづらいのかなと思ってます。
また、他の理由としては、個別銘柄の具体的なことを書くので誤植にも結構神経使います。間違った事実で他の投資家が誤認するのは避けたいですし、不確実なことは断定を避けてます。(既出の数値については自身でも確認するよう促してます。)
ただ、嫁にこの話をしたら、細かい方法論より、どの銘柄が良いか分かった方が手っ取り早くてよくない?って言われました。そうゆうもんですかね(笑)
色々言い訳しましたが、一方で全く書かないというのも寂しいので、今回簡潔に書きたいと思います。
今回買い注目しているのは高橋カーテンウォール工業(1994)です。
注目理由は実績の割に株価が安いからです。詳細は後程。
事業内容はビル外壁材のPCカーテンウォールの設計・製造・施工をしている。同業では首位。プール施工のアクア事業、収納家具・不動産子会社も手掛けている。
PCカーテンウォールとはプレキャストコンクリートカーテンウォールの略で、建物の構造に寄与しない内部と外部の空間をカーテンのように仕切る壁を指します。
私は最初どのようなものかピンとこなかったのですが、画像とWikiの説明を見たら分かりました。
以下リンクはこの会社の施工実績の一部です。
上記の建物をみても、建物の構造の一部にしか見えませんが、違うんですね。
確かに、地震などによって、ビルなどがしなった時に、なんで外の壁が脱落したりしないんだろ…って以前思っていたことがありましたが、上記の工法のおかげなんですね。
事業内容からすると、今後全く需要がなくなるということは考えづらく、今後も手堅く稼いでいくのではないかな…という印象です。マーケットシェアも直近の決算説明資料によると、ここが64%と過半数を押さえてます。技術はありそうなので、海外出て行かないの?と思いましたが、そこは今後の伸びしろとして期待したいところです。
その他の事業としてプールを新設、改修したりしてますが、本業のカーテンウォール事業が利益のほとんどを占めるため、他事業は私はあまり気にしてないです。
では事業が何となく分かったところで、決算短信見ていきましょう。
直近の決算は2019年12月期の2Qの短信(2019年8月9日発表)です。
上記リンクを見ていただければ分かりますが、今期業績予想は…
売上約151.5億円
営利22.6億円
当利15.1億円
となってます。前期比の伸びは3桁の伸びです。
進捗ですが、現在2Qのデータなので…
売上88.22億円(58.2%)
営利13.02億円(57.6%)
当利8.79億円(58.2%)
となっており、50%は超えていることから、進捗に遅れはなく業績予想に信ぴょう性はありそうです。(※売上のトレンドに季節性はない旨もP2の経営成績のカーテンウォール事業の欄にて確認済み)
自己資本は54.3%で純資産は約87.6億円あります。
これだけの企業ですと、時価3桁だろうな~と思って時価を確認すると10月16日現在で70.69億円(株価740円)。
PER約4.7倍、PBRは0.8倍となっており、安いと思いました。
PERについては、今期の予想利益が15.1億円となっていることから、今回たまたま利益が多めにでるため、一時的にPERが低め(割安)に出ていることも考えられます。
よって過去に大体どれくらい稼いでいるのかは知っておくべきでしょう。
以下は過去5年の決算です。
上記より過去5年では、黒字を維持し、少ない時でも7億円くらいは稼いでくれるみたいですね。
となると、5年間で過去最低の利益でもPER10倍程度ですね。それでも悪くない水準です。
要は今期は良くても、来期こけたら困るのですが、来期に仮にこけて5億円しか稼がないとなってもPER14倍程度。こけても特別割高な感じはしないです。
直近決算では高需要で人繰りが大変な旨が書かれており、来期にお仕事がないなんてことななさそうですが為念で試算しました。
次に純資産の推移を見てみると…
順調に積み上げてきてますね。ここに今期予想通りであれば約15億円のってくるわけですね。来期末には100億円突破すると思われます。
PBRは約0.8倍となっており、純資産の割に時価総額の安さが際立ってます。ROEは約17%と資本効率も問題なし。
配当ですが、利回りは約4%と高利回りになってます。
以上よりすでに株価は割安圏にきていることから、下値は堅いと思料。また、株価上昇期待に加え、配当利回り4%に投資妙味を感じることから買い注目するもの。
数値が気になる方はご自身でもご確認ください。
余談
高橋カーテンウォールは何か新しい人気ゲームを出したり、夢のような新商品や新薬を出したりといった派手さはない銘柄ですので、好みは分かれそうな気がします。
この文章書いてたら、以前日本マイクロニクスって会社がバテナイスとかいう凄い電池を開発したとかで株価爆上がりしたことを思い出しました。
2014年の爆上げで7,000円近くまで行った株価が今948円になってましたね(笑)
その後、同じ年にミクシイが爆上げしてました。
前年の2013年はガンホーの年でしたので、マイクロニクスやミクシイは第二のガンホー的な扱いだったのを覚えてます。結構面白い相場でしたが、最近そのようなド派手銘柄は見ないですね。またあの頃の様な相場を見てみたいものです。
以上