楽天証券のRSS(Real Time Spreadsheet)は便利なのでよく使ってます。
よって、ここでも少し共有できればと思ってます。
あまり複雑ではないので、少しの努力でおお!これ面白いかも!と思っていただけると思います。
まず…
楽天RSSって何?
何が便利なの?
どうやって使うの?
これらを順に書いていきます。
まず、楽天RSSって何?って人のために簡単に解説。
楽天RSSとは楽天証券が提供するリアルタイムスプレッドシート(以下RSS)のことです。
RSS関数を組み込むことで、エクセル上でリアルタイムの株価等を表示することができ、しかも自動更新してくれます。
他社では岡三RSSというのもあるようですが、楽天証券の方が口座開設状況次第では、低コストで利用できたと記憶してます。比較が気になる方はこちら。
次に楽天RSSの何が便利かについてです。
何が便利かというと、ザラ場のデータをリアルタイムで知ることができ、それがエクセル上で表示されるのでエクセルで管理したい人は便利だと思います。
また、組み合わせ次第では結構な応用がききます。例えば、株価やPERはRSS関数にあるので、株価÷PERで予想利益を算出することも可能だったりします。
また関数の種類もたくさんあって便利です。関数一覧はリンクの通り。
最後にどうやって使うの?という話をしたいと思います。
大まかなフローとしては…
楽天証券口座開設
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↓
最終的には楽天が提供してるサンプルシートの数値が見れるようになっていればOKです。
これが、#NAや#REF!と出ている場合には何かうまくいっていないのでサイトをみて手続きを確認しましょう。
上記に記載したのは初回の手順です。
一旦落としてから、次回立ち上げる時には…
上記の青のアイコンを押してマーケットスピード接続と赤のアイコンを押してRSSの接続を行います。その後、RSS関数が含まれたエクセルを立ち上げればOKです。
逆(エクセルを最初に立ち上げる)をやると、接続後もエラー表示になると思いますので、関数の再計算をさせるか、一旦エクセルを落としてから立ち上げるとうまくいくと思われます。
さて、ここまで良い話が多かったのですが、注意点もお伝えしときます。
注意点は主に2点。
1点目は関数で表示できるのは上限があるということです。上限以上の数式をセルに式を入れると、エラー表示されます。上限はリンクと通りです。
私の場合、主に銘柄の管理しているシートは縦×横で80万近くの表示なので、関数入れて300個分表示されても全く足りません。
※補記 2020年1月17日に読者より問い合わせがあり、上記について少し補記します。楽天証券のシステム担当者に問い合わせたところ、セルに関数を入れるのは上記リンクの通り、10,000項目分可能なようです。
ただ、個々人の環境により変化するという回答もいただきました。自分自身の環境では10,000項目をリアルタイムで更新することはできない状況です。(だからこそ以下の通り、VBAを使うわけです)
では、上記の解決策についてです。
それはセルの内容を式ではなく、値にしてしまうということです。では、値にしたら何が犠牲になるかというと、リアルタイムの自動更新機能が犠牲になります。
一方、私はRSSでリアルタイムで自動更新されることにこだわりはないです。エクセルにリアルタイムで更新されることでリターン得られるような取引をしていないからです。本当にリアルタイムで見たいならエクセル上ではなく、証券会社の画面の方が動きがスムーズな気がします。
私の目的は当日のザラ場の雰囲気や、目的の時価総額から大きくズレてないことが分かればいいので、リアルタイムと比較して数分経ってるデータでも十分ニーズを満たしてくれます。
では、どうやって値にすればいいの?まさか手作業?
いや、そこはVBAを使います。もちろん使えない人のために、終盤にお土産のエクセルシートをつけてますので、是非そちらを利用してみてください。
2点目の注意点はRSS関数は参照機能がないので、自身で工夫をする必要があります。
これだけ聞くと何のことか分からないと思いますので例を…
上記シートにはRSS関数で表示させた銘柄名(D3セルの東電)とその現在値(D4セルの506)があります。
このD3セルに入っているRSS関数は…
=RSS|’9501.T’!銘柄名称
D4セルに入っているRSS関数は…
=RSS|’9501.T’!現在値
です。上記の9501の部分が銘柄コードなので、そこを他の銘柄コードにすれば他の銘柄に関する情報が表示されます。(様々な関数一覧はこちらを参考に!)
つまり…
9501の部分を他のセルで置き換えて参照させることができれば、ドラッグするだけでRSS関数を使いこなすことが可能だ!と最初私は思ったわけです。
でも然うは問屋が卸しません。
RSS関数は参照ができず、中身をいじるとエラーになります。
というわけで、これも解決をするにはVBAの力を借りるしかないです。当時気が付いたころは学生のころで、まだVBAがまともに使えず、UWSCというマクロの記録に似た機能を使って解決してましたが、今思うと非常に回りくどい面倒な方法を選択してました。(当時の情熱を感じます 笑)
話がそれますが、このUWSCは昔、他の事でも使ってました。それは婚活サイトでちょっとした試みをしたことです。UWSCを使い、サイトに登録している女に片っ端から足跡を付けまくるようにプログラムしたのです。
朝から晩まで自動巡回させて足跡をペタペタペタペタ…。同じ女に足跡をペタペタつけてたら向こうも気持ち悪がるでしょうが、何万と登録された女を巡回しているので一巡するのにもだいぶ時間がかかります。足跡をつけられた女は時々この人来るな…くらいの感覚でしょう。
するとどうなるかというと…、
足跡をみた女の中で私に興味のある女だけが私にイイネしてくるので、その中からヤバそうな女を除外して迎え撃てば非常にマッチング率が高まるのです。男からイイネをすると、無駄打ちが多いのですが、それをせずに済むので非常に興味深かったです。
友人に入れ食い状態のそれを見せたら感動してましたが、当時の女友達や今の嫁に話したら引かれた気がします(笑)
話を戻します。
上記に記載した課題を解決するには、VBAで値にしたものを作成すれば、解決します。
長くなりましたので、続きは次回に記載します。
というか、今日気が付いたのですが、作成途中の状態で公開されちゃってましたね(笑)
ブログは暇な時に書き溜めて、日付予約で公開する設定にしてます。今回、公開日付の予約を間違えたことにより出来かけのものを公開しており、お見苦しいところをお見せしました。
では次回へ。
コメント
はじめまして、こんにちは!
1点お伺いしたいことがあり、コメントさせて頂きました。
楽天RSSについていろいろと調べたり実際に動かしておりますが、
上限300銘柄という記述についてどこかに記載などあったでしょうか。
実はいま100銘柄ほど監視をしていますが、40銘柄でうまくRSSが取得できないなどの現象があり、取得制限なのかと思っているところでした。
突然のコメントで大変失礼しました。
ほかの記事についても拝読いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
すらさん
お世話になっております。
300銘柄という記載はリンクをつけておいたのですが、サイトを消されたのか、無効になってますね。
代わりに以下のサイトを張り付けておきます。(リンクも直しておきます)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20120713-02.html
上記サイトに300銘柄(10,000項目)という記載がありますね。
これは、数式登録エディタに300銘柄の登録ができるということらしいです。(今日あらためて楽天のシステム担当者に聞きました。担当者名シンジョウさん)
一方、私は数式登録エディタを使っておらず、VBAでセルに関数をいれ表示させているのですが、それは10,000項目分表示できるようです。(エクセルのセルに入った関数10,000個分表示可能とのこと)
ただ、担当者が言うには、各人の操作環境によって表示項目数の増減はあるとのことです。
私は10,000項目も表示できるとは思えないのでブログの記事の通り、VBAを使い少しづつ更新するようにしてます。
すらさんは関数が入ったセルが40個分程度しか表示されないということですか?
もしそうであれば、少なすぎるので何かおかしな箇所がありそうですね。他のシートやブックでセルに関数が残っていたりしませんか?
それもカウントされてしまうので、ブック内のシートや、シート内のセルを一通り確認されてみてはいかがでしょうか?
もしそれでもだめなら、Excelのバージョンなど環境に関する可能性もあります。(多分可能性は低いですが。)
楽天のコールセンターはいつも混んでおり、イライラしますが、RSSのことを聞くとシステムの担当者につないでくれますので、そこで解決をはかるのもありかと。
また何か不明点ありましたらお力になります。(できることであれば)
ニーノ
ご返信ありがとうございます!
まさに(10,000項目)こちらの項目ではじかれていたようです!
だいたい60銘柄~65銘柄で取得できなくなるなーと思っていたところでした。
使っていない項目を排除することで、監視銘柄を増やせそうです!
すらさん
お疲れ様です。
解決したようで良かったですね。
10,000項目で足りなければ、監視項目を減らすか、私みたいに一部を値に変換してリアルタイムを犠牲にするしかないですね。
お互い頑張りましょう。
では。
ニーノ
ありがとうございます。
最終的に監視したい銘柄数は1000銘柄なので、
コメント頂いている手法も取り入れていきます。
※上限数の件は、そもそもRSSの環境説明のHPなどにも記載されていないのがやらしいですw
情報の少ない中、このブログの記事は大変参考になりました。
Twitterもフォローさせて頂きましたので何卒引き続きよろしくお願い申し上げます。