投資はした方がいいのか?

投資ってした方がいいのかな?!

って思ってる人多いと思うんですよね。

特に広告とか見て。

で、私は時々思うのです。

投資させようとしてるなぁ…と。

なんか、リスクとって投資してないといけない空気すら感じます。

例えば以下のこんな記事。

なぜサラリーマンは株式に投資すべきなのか?

若者が投資を始めたくなるアイディア募集

なぜ今若者は投資すべきなのか

投資は若いうちから始めましょう!オトナ女子の賢いお金の増やし方

特に若い人に対しての視線が熱い気がします。

先にこの記事の結論を書くと、私個人の考えでは、記事が言っているようなリスク性商品の投資はしたくないなら、無理して投資すべきではないと思ってます。

上記記事での投資とはリスク性商品に投資をすることで、貯蓄とは日本で言えば円で預金しておくことだと思います。

でも、私は円で預金しておくのも見方を変えれば投資になるのかなと思ってます。今後円が強くなることを期待して円を保有し、それが将来実現すれば輸入品は安く買えるかもしれません。デフレを期待してるので預金なんです!という考え方をもっているなら預金も一種の投資とみなせると思います。

でもこれをされると面白くない人達がいるんですよね。

金融業界の人達です。

彼らとしては、円で寝かせてる資金を動かしてもらわないとビジネスにならないことが多いです。

例えば、円から外貨に移してもらえば、金利差を利用して甘い汁が吸えますし、円をリスク性商品に移してもらえば運用手数料が入ります。資金を動かせば売買手数料がゲットできます。

ちょっと具体的な事例を用いてお話します。

もし支店に、以下のようなお客さんが来たとします…。

最近老後2,000万円の問題もあったし、友達も運用始めたみたいで…ちょっと運用の相談をしたいです。初めてなので何にも分からなくて…

こんなお客さんが来たら金融機関にとっては垂涎ものです。

最初にお客さんと応対した受付の女の子から…

新規です! 良さそうなお客さんです! みたいな電話がセールス担当に来ます。(※ちなみに良さそうな ≒ 手数料を落としてくれそうなという意味です)

それを聞いたセールス達は担当することを争って、裏でじゃんけんしてるでしょうね(笑) それか、その新規客を落とせそうなセールスを上司が抜擢していかせるかもしれません。

その後お客さんに担当セールスから渡されるのがリスク許容度の確認のシートです。(ネットでも同じです)

そこで、お客さんのリスク許容度のチェックが行われるのですが…

1 元本割れは絶対無理。

2 少しのリスクなら許容し、利益を得たい。

3 中程度のリスクで利殖したい。

4 利益を追求するためならリスクをとることは構わない。

みたいな確認を必ずお客さんにします。その確認時に1に〇をつけた時のセールスの顔を見たら面白いかもしれません。多分、目元がピクピクしていると思います(笑)

そして、間髪入れずセールスは、

あ、そこは幅広い商品の選択肢を残すためにも、3以降がよろしいかと思います…

みたいなことを言ってきます。

というか、セールスは1に〇をつけられないように、最初にニコニコ笑顔で雑談含め、色々な話をします。お客さんの胸襟を開き、さも安全な運用ができる風な感じにお客さんをノリノリにさせてからリスク許容度の確認シートをチェックさせるので、1のチェックを回避することは比較的容易だと思います。

それでも頑なに、いや元本割れとか無理なので…と1をチェックした場合どうなるかというと…担当セールスはリスク性商品の勧誘は難しくなり、提案できるのは仕組みが付いてないプレーンな円定期か預金ぐらいしかできなくなります。(金融機関によっては国債もいけるかも)

表情が顔に出る人なら担当のセールスは急に冷たくなるでしょうね。飯の種になりませんから。さっさと円定期の書類を書かせ、早く帰ってもらう対応になると思われます。

金融機関によっては、担当のセールスは裏に戻った後、上司に詰められてると思います。

せっかくの新規を全額円定期で潰しやがって! ○○に行かせればよかった!  みたいな感じですね(笑)

なぜ、お客さんが円定期(特に高金利なもの)を作ってしまうと金融機関にとってお金にならないか分かりますよね?! 今は金利が低く、預け入れと貸し出しの金利差が取りづらいからです。

ちなみに、セールスの担当者の努力の甲斐もあり、お客さんが投信を選択してくれたら万々歳かというと必ずしもそうではなく、ノーロードや手数料が低いインデックスファンドとかになったら、同じく上司から詰められるでしょうね(笑)

このような構図はどの金融機関でも似たり寄ったりでしょう。

というわけで話が細かくなりましたが、何が言いたかったかというと、投資を推奨してくることについては金融機関のビジネスが密接に絡んでいるということです。

特に若い人をターゲットにしているのは、今後の種まきもあるんでしょうね。高齢者にリスク性商品を販売することは業界としてはセンシティブになってます。いろいろなトラブルがあり、金融庁や証券業協会などが締め付けを厳しくしてます。

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また、若い人と比較して高齢者の方がスレてます。年配層を意識改革して貯蓄から投資への流れを作るのは容易ではないです。よって高齢者よりも、色々なことに興味がある若い人へ投資に対してポジティブなイメージを植え付けた方がよいと思っているのでしょう。ジジババのお金もいずれ若い人に流れてくるわけですから、業界としては次の飯の種を育てるための当然の行動かと思われます。

では、仮に利害関係がない人達はなんで投資をお勧めするのかというと、考えられる理由は2点。

それは投資をすることにより、市場が活性化して経済が元気になる!もしくは、儲かるからおすすめしたいということだと思います。

確かに投資が活発化することで、経済が元気になるのかもしれないが、それを可処分所得が少ない個人に求めるのは酷な気がしている。投資のもととなる給料を出している企業は将来に備えて現金増やしている。これからリセッション来るとか噂しているなか、金のない個人に経済のために投資しようよ!はやや違和感がある。

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そして儲かるから投資したほうがいいよという話は、全員が儲かるわけではなく、損する人もいる以上、儲かるから投資した方がいい!というのは、本当にそうなの?!とよく考える必要がある。

投資を推奨する文句に富豪はみんな投資しているとかありますが、成功したから富豪になり認知されただけであって、投資で貧民になった人は認知されないだけかもしれません。

そもそも富豪を目指してない人が、富豪のリスクテイクを真似る必要はないです。お給料もらって人並みの生活ができればそれでよく、あとは家族と楽しく過ごしたい!それで十分!って人は多いはずです。それがリスク取って投資せずとも達成できるならそれでいいじゃん…と思うのです。 以下の本件の関連記事、私は好きです。

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というわけで、巷にあるような投資すべき!投資しなきゃ!みたいな雰囲気にのまれることが無いようしてもらいたいなと思ってます。別に元本割れが嫌ならそれでいいのです。誘導されたものではない、自身の持つリスク許容度を大切にして欲しいです。

高いお給料を得るべく労働者としての能力を高めるため、他に投資せず自分に投資するのが手堅いと考える人もいるでしょう。お金を稼ぐうえでサラリーマンという選択肢をとる人は多いです。お金を得て生活するうえで、それが多くの人が選ぶ最適解なのでしょうから、余計なことはせず、そちらに資源を投入して大事にするのもありです。

私はなぜ運用しているのかというと、好きだからです。消費と投資が混ざっているのかもしれません。

以上




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