信用倍率が偏っている銘柄一覧

信用残について、偏っているものをピックアップしときます。

初回なので、少し信用残について説明しときます。信用残と株価リターンの関係には諸説あるものの、一般的に言われていることと、私の考えを記載しときます。

例として買い残高が大きい場合を想定して話します。一般的に信用買い残が売り残と比較して多い(信用倍率が高い)場合は、将来の売り圧力と言われている。一方で、買い残が多いということは、借金してでも買いたいということであり、将来期待の表れでもあると言える。(個人的には出来高、PER・PBR、信用倍率等の指標は銘柄人気度を示す体温計みたいなものだと思っている) よって魅力的な銘柄は他のトレーダーもそのように思うことが多いのか、信用買い残が売り残と比較して多いことがある。

先述したように、この買い残が売り圧力として本領を発揮するのは、想定していた期待が剥がれた時や、相場全体がクラッシュして売りが売りを呼ぶ展開となった時である。ちなみに、信用買いをしている人たちの損益状況は信用評価損益率で分かるので併せて参考にされたし。

そのようなことが無く、株価が横ばいか上昇で推移した場合、信用決済期限である6カ月間の期限前にロールすることで信用決済期限は延ばせるし、心理的負担が少なく継続できてしまう。よって必ずしも将来の売り圧力となるとは私は思えない。(クオンツの世界でも信用残と株価リターンにおいては有意な関係性はないと小耳にはさんだことがある)

要は買い残が大きく、高信用倍率に傾いてる銘柄に対し、将来値下がりを期待して、無暗にショートする単純な戦略はあまり良い結果を生まないと筆者は考える。

ただ、やはり投資をする以上、信用倍率の確認はしておくべきだと思う。現物と比較して、仮需要については足が早いお金という認識を持っておき、その度合いを知っておくに越したことはない。

※ちなみに買い残高で説明をしたが、売り残高が多く、信用倍率が低い場合は上記の逆である。

最後に、信用残高については、日々の出来高も考慮に入れる必要がある。信用買い残が10万株、信用売り残が1万株で、信用倍率が10倍と貸借が悪化していても、毎日の出来高が100万株ある場合、特段貸借の悪化を懸念することはない。仮に買い残のうち一部が売りに出されても吸収するだけの出来高があるためである。よって、私のメモについては、一部工夫がある。それは以下の式の通りである。

信用ネット残高 / 出来高 =(信用買い残高-信用売り残高)/ 出来高

信用買い残高から売り残高を差し引き、ネットした残高が出来高の何倍あるか?ということである。倍率が1倍より高ければ買い残が出来高と比しても多く、逆に倍率がマイナスで-1よりも低ければ売り残超過で出来高と比しても売り残が多いということである。

遅くなったが、このネット残高が大きいもの、小さいものをいくつかピックアップした。

※ 残高は週一で行う東証集計(6月28日〆)のものを使用。

ピックした条件は、信用ネット残高 / 出来高が10倍以上かつ、1日の売買高が約1億円以上。(買い残が日々の出来高に対して多い銘柄)

次に、ピックした条件は、信用ネット残高 / 出来高が-5倍以下かつ、1日の売買高が約1億円以上。(売り残が日々の出来高に対して多い銘柄)

次回の更新は1週間後くらいにしたいと思います。

※信用残高については、東証が週一で集計をする銘柄別信用取引残高と証券金融会社の日証金が発表する日証金貸借取引残高がある。それぞれの特徴についてだが、東証が集計する分については、正確であるものの、週一のため速報性に欠ける。先週金曜日までの集計を今週の火曜日の夕方(16時~)に公表するためである。

一方、日証金が公表する日証金貸借取引残高は毎営業日公表されることで、速報性はあるが、正確性に欠ける。理由としては、証券会社が日証金に貸借取引を申し込んでいない分はカウントされていないからである。詳しいことが気になる方は信用取引しくみを参照。

以上。(数値については、あくまでも自分のために出している数字なので、気になる方は自身でもご確認お願いいたします。)




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